
8月27日、2022年の皐月賞(G1)でイクイノックス(2着)、ドウデュース(3着)ら強豪を破って見事クラシックホースとなったジオグリフが種牡馬として供用を開始する優駿スタリオンステーションに到着しました。
ジオグリフは2019年生まれの牡6歳、栗毛、安平町産。父は本馬の世代が初年度産駒となるドレフォン、母は2013年の秋華賞&エリザベス女王杯で共に3着と実績のあるアロマティコ、母の父キングカメハメハという血統。
現役時は2歳6月の東京芝1800mでデビュー、後の菊花賞馬アスクビクターモアらを相手に快勝しました。続く札幌2歳S(G3)では道中最後方から直線手前で先団に並び掛けると一気に突き抜け4馬身差の圧勝、ドレフォン産駒初の重賞制覇を飾りました。続く朝日杯FS(G1)ではドウデュース、セリフォス、ダノンスコーピオンらを相手に上がり最速で追い込むも5着、3歳初戦の共同通信杯(G3)ではメンバー唯一の57kgの斤量で2着と惜敗が続いておりましたが、迎えた第82回皐月賞(G1)では道中は好位の外を追走、直線では先に抜け出したイクイノックスをゴール前で差し切り1馬身差を付けて勝利、ハイレベルな世代最初のクラシックホースに輝きました。その後は怪我で一頓挫したものの、香港、サウジアラビア、ドバイ、アメリカ、オーストラリアと芝・ダート問わず世界に果敢に挑戦し続け、この度8月27日をもって現役を引退、優駿スタリオンステーションでの種牡馬入りの運びとなりました。
ドレフォンの後継種牡馬として自身の特徴でもある仕上がりの早さ、瞬発力を持った産駒誕生に期待が高まります。
新種牡馬のジオグリフの活躍に是非ご期待ください。